いつの間にか額が広くなってきたような…。そうえば、シャンプー後の抜け毛が増えてきた気もするし、朝起きたとき枕元にも髪の毛がたくさん落ちてる日もある…。これって、ヤバい!?
焦らなくて大丈夫!順を追って薄毛対策をしていきましょう。
AGA(男性型脱毛症)は、進行性。
ですが、何の知識もないまま焦って「効果の強い薬」から対策を始めてしまうと、後々効く薬がなくなってしまうことも。
服用すると高い確率で発毛が期待できる「ミノキシジルタブレット(通称ミノタブ)」という薬があるのですが、いきなり高濃度のミノタブから始めると体に耐性ができてしまい、それよりも効果の薄い薬がお手上げになってしまう、なんてこともあるのです。
薄毛対策で失敗しないためには、穏やかな効果のものから試していき、薄毛の進行度合いに合わせて対策をすすめていくのがおすすめ。
この記事では、失敗しない「薄毛対策の順番~AGA治療の7つのステップ~」について、まとめていきます。
薄毛の進行度合いや年齢など、個人の状況によって多少違いはあると思いますが、ご参考にしていただけたらと思います😊
薄毛改善・AGA治療のステップ
- STEP 1AGA(男性型脱毛症)の仕組みを知る
最初は聞き慣れない言葉がでてきて戸惑いますが、AGA(男性型脱毛症)の仕組みはとてもシンプル。AGAクリニックで治療を受けるにしても、自分で育毛剤や薬を使って対策していくにしても、基本的な知識を頭に入れてから始めるとスムーズです。
まずは全体像をつかんでいきましょう。
上記の記事でも小難しい…という方は、こちらの記事の「例え」が意外とわかりやすくていいかも?
- STEP 2AGA治療前の準備をはじめておく
AGA治療を始める前に、【今現在の頭髪の状態】を画像や動画で記録しておきましょう!改善度合いを確認することができるので、記録は必須です。
また、治療前の体調メモも残しておくと、クリニックを受診して問診を受けるときや、薬の副作用などをチェックするために役立ちます。
- STEP 3AGAかどうか確かめる
AGAかどうかの判断は自分ではできません。頭頂部や前頭部(生え際)の薄毛が気になってきたら、まずは専門のクリニックを受診して医師の診断を受けましょう。クリニックに行くのはちょっと…という方は、体質やAGAリスクを知っておくために AGA遺伝子検査 をするのがおすすめです。
- STEP 4飲み薬で脱毛の進行を防ぐ
個人の状況や、AGAクリニックの方針によって治療の順序には多少の違いがありますが、AGA治療の最初のステップとしては「フィナステリドなどの脱毛抑制薬」で脱毛を防ぐことが一般的。※単品で使う場合もありますが、ミノキシジルの外用薬(塗り薬)を併用することも多いです。
AGAをバケツに例えると、底に穴が開いている状態。その穴を塞ぐ役割をするのがフィナステリドなどの脱毛抑制薬です。
ミノキシジルはバケツに注ぐ水になるので、順番としてはまずフィナステリドで穴を塞ぐことが先決。
フィナステリドで効果が見られない場合は、デュタステリドにスイッチすることもありますが、どちらも同じ役割になるのでこの2つを同時に服用することはありません。
AGAクリニックで処方されたものと同じ成分のジェネリック医薬品を個人輸入で購入する、という方もいるよう。薬の注意点などの説明も聞くことができるので、一度クリニックを受診するのはよい選択かなと思います。
個人輸入はあくまでも自己責任。注意点や副作用についてなど、ご自身でしっかり知識をもって取り組むことが必須です。
フィナステリドで抑制していく、AGAの抜け毛の原因となる「DHT(悪玉男性ホルモン)」の量を測定できる AGA遺伝子検査 を事前にしておけば、服用後の変化で薬の効果を見ていくことができます。
- STEP 5医薬品の発毛剤(ミノキシジル)を使う
脱毛を抑制するフィナステリドで守りの治療をしつつ、併用して使われるのが発毛を促進していくのがミノキシジル。副作用の少ない外用薬(塗り薬)からはじめるのがセオリーです。
ミノキシジルはフィナステリドと併用することでより効果が期待できる、というデータもあるようです。
頭皮がかゆくなったり赤みがでたりするような副作用がある場合は、フィナステリドのみで治療していく場合もあります。
- STEP 6ミノキシジルタブレットで攻めの発毛
さらに発毛を加速させたい場合は、「ミノキシジルの内服薬(ミノキシジルタブレット)」で、頭皮の内側から毛根にアプローチしていきます。クリニックでの処方はありますが、循環器障害を起こしてしまう可能性があるため、AGA診療ガイドラインでは非推奨扱いになっています。
AGAクリニックの「発毛実感率98%以上」などという謳い文句は、このミノキシジルタブレットの発毛治療の結果を指していることが多いよう。結果が出る薬であることは間違いありません。
ですが、副作用が強い薬なので、安易に手を出す前にAGAクリニックの受診をされるのがよいかなと思います。
- STEP 7最終手段の自毛植毛
薄毛治療の最終手段は、AGAの影響を受けにくいとされている後頭部から自分の毛を移植する「自毛植毛」です。「メスを使う植毛(FUT)」や「メスを使わない植毛(FUE)」などがあるようですが、いずれもメリット・デメリットがあり、慎重に検討したい治療になります。
まとめ
薄毛対策の流れとしては、効果の穏やかなものから進めていく、というのが大前提。
また、AGA(男性型脱毛症)の仕組みや、治療に使う薬などの種類はシンプルなので、自分自身でしっかりと情報を集めて、学び、理解を深めながら実践していくのも大切なこと。
薄毛がそれほど進行していない段階では、市販の育毛剤やミノキシジルの外用薬(発毛剤)で十分な場合もありますし、進行が進みAGA専門のクリニックを受診する場合でも「専門家の意見を聞く」というスタンスで。
AGAクリニックを受診する場合は、できるだけ複数のクリニックを受診して、ご自分に合ったところを見つけていきましょう。
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