AGA(男性型脱毛症)の原因
それはズバリ。
悪玉男性ホルモンと呼ばれる「DHT」が
男性の抜け毛の主な原因。
男性ホルモンが多い人ほど薄毛になりやすい
というのは聞いたことがあるけれど
実はこれは正確ではなく。
男性ホルモン「テストステロン」自体には
脱毛を促す作用はないのです。
ひとつ前の AGA(男性型脱毛症)とは?
の記事にも書いたように、
テストステロンが
5αリダクターゼという酵素によって
DHT(悪玉男性ホルモン)に変換されると
抜け毛の原因になります。
ヘアサイクルの短縮
男性の正常なヘアサイクルは、3~5年前後。
成長期(4年前後)
↓
↓
↓
↓
退行期(2~3週間)
↓
休止期(数ヶ月)
↓
脱毛
↓
成長期に戻り、繰り返される。
ですが、テストステロンが
5αリダクターゼという酵素によって
DHT(悪玉男性ホルモン)に変換されると
ヘアサイクルの中で一番長い
「成長期」が極端に短くなります。
まだ育っていない産毛のような髪の毛も
どんどん抜けていってしまう状態に。
1つ1つの毛根から生えてくる毛が
しっかりと太い毛に育つ前に抜けてしまい
そのサイクルが繰り返されることになります。
抜け毛が増える
約10万本ほどあると言われている毛髪が
正常なヘアサイクルで抜ける本数は
1日50~100本程度。
それが、AGAになると
1日に200~300本も脱毛するようになるのだとか。
3倍~6倍の抜け毛量になりますから
これが日々続くとなると厳しいですよね。
毛が抜けた後の毛根からも
新しい毛が生えてはきますが
短いヘアサイクルのままだと
十分に育つ前にまた抜けてしまう
という繰り返しに。
AGAで抜け毛が増えて
髪の本数が減るということもありますが
地肌が透けて見えるようになるのは
細く短い産毛のような毛が多くなる
ということがあるようです。
そして、DHT悪玉男性ホルモン以外にも
脱毛を促進する原因はいくつかあります。
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